リハビリテーション科
当院のリハビリテーション科は、リハビリテーション医1名、理学療法士(PT)12名、作業療法士(OT)10名、言語聴覚士(ST)4名で構成されています(2024年4月現在)。
対象は、神経筋疾患や重症心身障がいがその多くを占めているほか、脳血管疾患、呼吸器疾患や運動器疾患の方です。これらの患者さんに対して、主治医・看護師・保育士・ソーシャルワーカーと協力しながら、状態に合わせたリハビリプログラムの提供に努めています。
また、未就学の発達障害児の受け入れも一部行っていますので、ご希望される方は小児科受診の際にご相談ください。
理学療法
神経筋疾患の方に対しては、廃用による二次障害を予防して能力障害の進行を遅延させ、QOL(生活の質)の向上を図るために予後を予測し、運動療法・代替療法を組み合わせて日常生活動作の改善を図っています。
重症心身障がいの方に対しては、発達の促進や機能維持のほか、ポジショニングにより変形の増悪防止を図っています。また車椅子や装具の検討、製作への助言等も行っています。
呼吸器疾患の方に対しては、呼吸練習や呼吸に関わる筋のトレーニングを行い、胸郭可動性の向上や全身の筋力低下の改善を図っています。また日常生活における工夫や効率の良い動作方法等の助言・指導も行っています。
脳血管疾患の方に対しては、寝返る、起き上がる、座る、立つといった起居動作や移動する(車椅子や杖の利用を含む)といった基本的な機能的動作能力の獲得、日常生活の自立度の維持向上を図っています。
呼吸器疾患の方に対しては、呼吸練習や呼吸に関わる筋のトレーニングを行い、胸郭可動性の向上や全身の筋力低下の改善を図っています。また日常生活における工夫や効率の良い動作方法等の助言・指導も行っています。
脳血管疾患の方に対しては、寝返る、起き上がる、座る、立つといった起居動作や移動する(車椅子や杖の利用を含む)といった基本的な機能的動作能力の獲得、日常生活の自立度の維持向上を図っています。
作業療法
神経筋疾患の方に対しては、食事動作や更衣動作、トイレ動作等の身辺動作の練習を行っています。また、病室内の環境調整や退院に向けて必要となる日常生活動作の支援を行っています。呼吸機能の低下に伴いコミュニケーションが困難となる方に対しては、コミュニケーション手段の確立、コミュニケーション機器の評価と選定を行い、その申請から導入までの支援も行っています。
脳性麻痺等の疾患・合併症により重度の身体的・知的障害を有された重症心身障がい児(者)の方に対しては、遊びを中心とした作業活動を通して運動発達を促し、生活の支援を行っています。また、車椅子などの補装具の調整・製作の支援も他職種と共に実施しています。発達支援では、特別支援学校と連携し学校生活や日常生活での課題の解決に向けてサポートを行っています。
脳性麻痺等の疾患・合併症により重度の身体的・知的障害を有された重症心身障がい児(者)の方に対しては、遊びを中心とした作業活動を通して運動発達を促し、生活の支援を行っています。また、車椅子などの補装具の調整・製作の支援も他職種と共に実施しています。発達支援では、特別支援学校と連携し学校生活や日常生活での課題の解決に向けてサポートを行っています。
言語聴覚療法
当院では食べる・飲む(摂食・嚥下)ことへの関りが多くを占めています。
経口摂取が可能な方には、食べ物を用いる直接的訓練、食べ物を用いない間接的訓練(発声・構音訓練を含む)、摂食・嚥下管理や指導や環境調整等を行っています。「食べたい」というご本人と「食べさせたい」というご家族の願いを少しでも長く支援できるよう、窒息や誤嚥性肺炎のリスクを最小限におさえるための働きかけを行っています。
経口摂取が困難な方には、口腔内の保清、唾液処理能力の維持・向上や頸部可動性の維持・向上等を図っています。認知機能が低下している方も多いため、日々の観察を十分かつ丁寧に行い、僅かな異変にもすぐ気づけるよう心がけています。