研究検査科このページを印刷する - 研究検査科

研究検査科 研究検査科

臨床検査とは、簡単に言いますと、病気の原因や治療の効果を見るために行われます。
当検査科では、大きく分けて三つの部屋があります。

生理検査室

生理機能検査は、直接患者さんの体を対象として生態の変化を測定及び記録する検査です。
心電図、24時間ホルター心電図、脳波、肺機能検査、神経伝道速度検査、聴力検査、サーモグラフィー、超音波検査(頚動脈、心臓)などを行っています。
平成26年度より本格的に運用しているのが薬物吸入負荷による咳の原因と喘息を診断する呼吸機能検査です。
この検査と専門医の外来により咳に苦しむ患者さんが、県内はもちろん全国から受診して検査しています。

生理検査室 生理検査室

検体検査室

尿中の蛋白や糖、あるいは血液が混じっていないか等を調べます。
血液で貧血や白血球数、肝臓、腎臓、膵臓、甲状腺などの機能や働きが正常かどうかを調べます。
他に、血液型の判定、輸血する血液が患者さんに適合するかどうかを調べる検査や大腸癌、潰瘍などで陽性となる便中のヘモグロビンの検査、肝炎ウイルス抗原・抗体や、コロナウィルスPCR・コロナウィルス抗原などの感染症関連検査などを行っています。

生化学自動分析装置
生化学自動分析装置
多項目自動血球分析装置
多項目自動血球分析装置

細菌検査室

患者さんから提出された検体(喀痰、尿、便、血液など)を培養し、どのような菌(結核菌・肺炎球菌・サルモネラ菌・O-157・MRSA(薬剤耐性黄色ブドウ球菌)など)がいるか、確認しています。そして病原性がある菌に対してどの薬剤(抗生物質)が有効なのかを調べます。 遺伝子検査を行い、結核菌やノロウイルスなどの同定を行っています。

細菌検査室

テレビドラマやドキュメンタリー番組でとりあげられる病院では、医師や看護師さんが主役で、私ども臨床検査技師はあまり一般の方々には、なじみのない職業ですが、病院の縁の下の力持ちとして、4名の臨床検査技師が一丸となり、日々刻々と変化する患者さんの病態や病気を診断するための検査結果を、素早く正確に報告し、患者さんの回復に貢献すべく努力しています。