看護部このページを印刷する - 看護部

看護部の理念

患者さんに、安心と満足していただける看護を提供します。

  1. 患者さんの安全と安楽をはかります。
  2. 患者さんに満足して頂ける快適な環境(人的・物的)を提供します。
  3. 患者さん個々に応じた質の高い看護を提供します。
  4. 看護師個々が自己研鑽を積み、看護能力(知識・技術・態度)を高めます。
  5. 経営意識をもち、業務・経営改善に参画します。
  6. 看護領域において地域との連携をはかります。

看護のスローガン

「心に寄り添う看護」

患者さんやご家族の思いを十分お聴きし、QOL(患者さんの生活の質)を考慮した看護の提供に心がけています。

紹介動画

看護単位(病棟)の特徴

 4つの病棟に分かれており、いずれの病棟も看護方式はPNSを活用、夜勤体制は2交代の3人夜勤を採用している。外来の勤務は、日勤のみである。
 (主な勤務時間の例)・日勤 8:30~17:15 ・長日勤 8:30~19:30 ・夜勤 18:00~9:15
 
令和6年4月1日現在
単位名 定床数 【診療科】
主要疾患名
看護方式
1階
病棟
53床
【小児科・内科・脳神経内科】
脳性麻痺、てんかん、精神発達遅滞
PNS
2階
病棟
52床
【内科・脳神経内科】
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)
脊髄小脳変性症、脳梗塞後遺症、脳出血後遺症
PNS
3階
病棟
52床
【内科・脳神経内科】
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)
脊髄小脳変性症、脳梗塞後遺症、脳出血後遺症
PNS
4階
病棟
(一般)
(結核)
一般
42床

結核
15床
【内科・脳神経内科・呼吸器科】
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)
脊髄小脳変性症、脳梗塞後遺症、脳出血後遺症
慢性呼吸不全、肺結核、肺気腫
PNS
外来 「外来受診のご案内」を参照

1階病棟 重症心身障害児(者)病棟

 重症心身障害児(者)の年齢は8歳から71歳と幅広く、個々の発達過程やライフステージに応じた生活援助や療育を実践している。重症心身障害児(者)は、自ら訴えることができず思いを表出することができない。よって、看護・介護者は患者の変化を見逃さず観察することを大切にしている。また、多職種と連携し、チーム医療の推進に努めている。
 

2階病棟 神経・筋難病病棟

 パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症等の神経・筋難病の患者が全体の約70%を占める病棟である。人工呼吸器を装着した患者は十数名におよび、肺炎予防などの呼吸管理を主とした全身管理、精神的援助、残存機能を生かしたADLの維持が不可欠である。そして、患者の思いに寄り添い、意思決定支援ができるように努めている。また、コミュニケーションが困難な患者には、指、目、表情などの小さな反応を受け止められるように目線をを合わせ患者と向き合っている。さらに、季節を感じられることができる行事を計画し、患者のQOL向上に努め、日々取り組んでいる。

3階病棟 神経・筋難病病棟

 脳血管障害後遺症や神経・筋難病の患者を中心とした病棟である。気管切開や人工呼吸器装着患者が多く、呼吸管理・事故防止・感染防止などに関する知識や技術を身につけ、安全・安楽な入院生活が送られるように看護援助を行っている。また、【心と心のつながりを大切に!~あなたの笑顔が見たいから~】をモットーとし、患者一人ひとりがその人らしく生活できるようにQOLの維持に努めるとともに、患者の思いを尊重した心の通う看護援助の実践をめざして取り組んでいる。

4階病棟 神経・筋難病、結核病棟

 神経・筋難病患者、脳血管障害後遺症患者の長期入院のほか、呼吸器疾患の検査・治療目的の入院を受け入れている。長期療養の入院患者の多くは寝たきりであり、自らの意思を上手く表出できない方が多く、コミュニケーションを大切に日々支援している。患者が一年を通して四季を感じることができる笑顔につながる行事会・誕生会等の看護サービスの提供、多職種と協働して患者の望むその人らしい日常生活ができる看護支援に努めている。
 感染症法に基づく肺結核の治療を目的とした患者を、能登中部から北部を中心として受け入れている。患者の年齢層は青年期から老年期と幅広く、近年は就業目的の外国人の発症も増えている。入院から退院後までを見据えて一貫した治療、生活、精神的支援と対面式服薬指導(DOTS)を行っている。

外来

 能登地区では数少ない呼吸器科専門外来を開設しており、慢性咳嗽やアトピー咳嗽、気管支喘息の診断や治療に当たっている。特に長引く咳に対しては、全国から診断・治療の希望者が多く、外来診療および入院での治療体制を整えてきた。神経筋難病専門外来に次いで、児童発達支援センターを開設し、発達障害児外来での専門医療と総合的な療育支援を行っている。在宅支援としては、重症心身障害児を対象とした通所事業、神経筋難病等の方に安心して自宅療養できるよう訪問診療・看護を行っている。結核患者に対しては、保健所や近隣施設との連携を図り、診断・治療、退院後の服薬管理や・精神面の支援に努めている。

教育方針

「看護実践能力を段階的に習得できるよう研修を行い、職業人としての成長を目指す」
 機構病院が担う政策医療を実践していくため、専門看護実践能力を広く獲得できるよう院内教育を行っています。昨日より今日、今日より明日へと成長できるようサポートします。

教育体系図

リソースナース(専門・認定看護師)

感染管理認定看護師 中川 かつ枝

 「100-1=0」、1人でも感染対策を怠れば結果は「0」になるという意味です。感染管理の対象は目に見えません。すべての職員に対し感染対策が実践できるよう現場に出向き、共に考え、患者さんにとって安全で安心できる生活環境の提供に向けて、職員全体で整えていきたいと思っています。また、職員にも安心して働ける職場環境を一緒に作れるよう、院内の各部門の調整役として、仲間を大切に明るく活動していきたいと思います。

感染管理認定看護師 小泉 恵

 病棟所属のため病棟看護を行っていますが、週1回は感染管理認定看護師として活動しています。活動日は主にリンクナース会の運営をしています。リンクナース会では、患者さんや職員を感染から守るために話し合い、取り組みを行っています。ICTメンバーと院内ラウンドを行い、院内の感染対策にも努めています。院内だけではなく他施設や地域にも講義に出向き、感染対策への打ち手や知識・技術習得ができるように介入しています。

老人看護専門看護師 田本 奈津恵

 高齢患者さんの人生を知り、その人らしさや望む生活を支援しています。他職種と共にかかわり、患者さんが納得し、ありたい姿になった時は嬉しく思います。そのかかわりの中での疑問を研究につなげ、チームで取り組む臨床研究の愉しさ、やりがい感を共有しています。

認知症看護認定看護師 山本 吏

 日々、認知症者が笑顔で自分の持てる力を活かし穏やかに過ごせることを願っています。そのため、認知症の各期に応じた適切なアセスメントを行い、認知症者の隠れたニーズを読み取った適時的確なケアを行うことで、認知症者にとって安心、安全に生活できるような支援を行なえるよう心がけています。更に、その実践を基盤とし、スタッフに対して指導や相談対応を行い一緒に考えていくことで認知症ケアの質の向上を目指しています。