小児科このページを印刷する - 小児科

概要

こどもはご両親の愛情のもと、満期3kg, 50cmで生まれ、元気に泣き、母乳を吸い、大きくなり(成長)、声変わりや二次性徴し(成熟)、賢く(発達)なっていきます。途中、風邪を引き、熱をだし、咳や下痢になやまされることは少なくありません。
小児科の外来では、これらの病気の診療や予防を含め、一般診療や各種予防接種(要電話予約)を実施しています。
また、七尾病院小児科は、これらの病気のなかで、特に、成長や成熟障害、発達障害に関係する小児神経疾患を専門としています。

  • 身体が大きくならない
  • 筋肉が弱く、太くならない
  • 生理が来ないなどの二次性徴の遅れ
  • 目が合わない、笑わない、言葉が出ない、こだわりが強い
  • 首が座らない、向き癖が強い、歩かない、落ち着きがなく走り回る
  • けいれんやてんかん発作がある

など小児神経疾患に関する心配や悩みに専門的に対応している病院です。
診療の基本は、ていねいに話を聞き、診察をし、治療し症状、悩み、心配の改善にあると考えていますが、病気の原因や将来の臨床像の推移予測、リハビリ、療育などにも対応し、ご両親、ご家族の皆様に安心し、信頼していただける診療をめざしています。

担当医: 泉 達郎
小児科専門医、小児神経専門医、てんかん臨床専門医

小児外科、小児泌尿器科領域について

七尾病院小児科のもう1つの特徴として、石川県内において羽咋郡市以北で唯一の小児外科、小児泌尿器科領域を専門とする常勤医師がいることが挙げられます。常勤医師1名の他、月曜日(午前)に金沢医科大学小児外科から小児外科医が診療に来ています。

小児外科は小児領域における腹部一般消化器外科のことで、平たく言うと腹痛、下痢、嘔吐などの腹部症状の専門家です。対象疾患として、急性虫垂炎(盲腸)、鼠径ヘルニア(脱腸)、臍ヘルニア(出べそ)、腸重積などがあります。

臍ヘルニア(でべそ)は手術加療ではなく圧迫療法(保存的治療)が第1選択となり、鼠径ヘルニア(脱腸)は日帰り手術や腹腔鏡(補助)下手術が主流になり、日々医療は進歩しています。

小児泌尿器科の対象疾患は、尿路感染症、腎盂腎炎、夜尿症、包茎、膀胱尿管逆流症、重複腎盂尿管、結石(腎盂・尿管・膀脱)などが挙げられます。

小児外科、小児泌尿器科対象疾患のいずれも当院での手術はできませんが、希望に合った施設への紹介と、術後フォローが当院できる体制を整えています。

長時間の待ち時間や来院してから医師の不在を知ったという事態を避けるため、小児科受診希望時には、当院外来看護師までお問い合わせ頂いてからの来院をお勧め致します。

小児科医長・療養指導科長:押切貴博
外科専門医、臨床研修指導医、身体障害者福祉法診断担当指定医師

重症心身障がい児(者)病棟について

当院では、重症心身障がい児(者)病棟があります。日々の療育実践の中で、合併症の治療や各種リハビリテーションを実践いたしております。

通所サービス、レスパイト(ご家族の休息)について

他、在宅障がい児(者)の方の通所サービス、レスパイト(ご家族の休息)を含む緊急一事入院にも対処しております。

訪問教育について

学齢児の特別支援学校分校教室が併設されており、訪問教育が実施されています。

小児神経専門医研修施設について

日本小児神経学会の小児神経専門医研修施設に認定されております。